中古物件内見~プライベート編・後編

身内の家探しを綴った前回のブログの続編です。
(今回はホームステージングの話はございませんので悪しからずご了承下さい)
秋に初めての子供が産まれる若い夫婦から物件探しを託されました。

前回は駅前の寂れてしまった様子を見てその地域を対象外にしたところまでをお話しました。

さて、今度は地域を変えて探します。
夏、涼しい場所が希望なので地図を見ながら検討した結果、標高1,000メートル以上で交通の便なども考慮し富士山の裾野の別荘地を2日に分けて4軒見せてもらう事にしました。

1日目。
インターチェンジからも駅からも距離の離れた2軒を見せてもらいます。
交通の便が多少不便でも建物と庭が魅力的ならば検討する価値が有るかと思ったのですがやはり実際に見てみると写真では分からなかった欠点があります。
そしてやはり買い物も不便だという事が分かりました。
実際に物件を見始めて2日目、4軒目にして何となく相場が見えてきた感じがします。
それと共に限られた予算の中で妥協出来る点と出来ない点が段々と整理されてきました。

希望に合う物件に巡り会えず少しがっかりしている私に不動産屋さんが意外な事を仰います。
去年あたりから別荘を手放す人よりも購入する人の方が多くなり物件が減っているのだとか。
前回、案内してくれた不動産屋さんも同じ事を仰っていました。
てっきり新型コロナウイルスの影響で経済的に困窮して手放す人が増えているのかと思いきや在宅ワークが増えて別荘を購入する人の方が増えているそうです。
ニュースではコロナの影響を受けた経済的弱者にばかり焦点を当てますが相対的に見ればその割合は高くは無いという事の様です。

それにしても地方の不動産屋さんは何て正直なのでしょう!
「今、少ない物件の中から無理に選ばなくてもお急ぎで無ければゆっくり待ってみてはどうでしょうか」と仰います。
ネット検索をして内見希望の連絡をした際にもその物件の欠点を次々とあげて「お勧めしません」と正直に仰います。
私の知っている限りでは東京の不動産屋さんでは考えられない事です。
重要事項は別ですが欠点など出来れば隠したまま早く売ってしまおうとするのが当たり前の世界です。
わざわざ売れなくなる様な事をお客様に伝えるなんて言語道断、上司から大目玉を食らう事間違い無しです。
注:東京の不動産屋さんが全てそうではありません 笑

2日目。
その日、見せてもらうのは本命である第1希望の物件と第2希望の物件です。
期待が高まります。
両方とも昨日と違い駅からもインターチェンジからもわりと近く買い物も便利な好立地です。

さて1番の本命物件へ。
レトロで趣のある古民家風で個人的にはかなりそそられます。
柱や梁が太く造りがしっかりしています。

オーナーが全て置いていかれるという骨董品の様な家具もよくマッチしています。

こういう雰囲気好きだなぁ。

しかし例によってじっくり見ていくと築古なりのリフォームが必要です。
さし当たって苔だらけの屋根の洗浄と塗装ですがこれは足場を組むので高額です。
畳、キッチン、薪ストーブは既に使用不可能な状態なので交換は必須です。


黄ばんだ襖や障子の貼り替えや古い洗面台交換など諸々は追々やるしか無いでしょう。
庭の敷地境界は崖でその下が沢なので小さい子供を遊ばせるには柵の設置が必要です。
膨大な残置物の処分代も含めあれやこれやで一体いくら掛かるのか予測して指し値はいくらで買い付けを出せば良いのか?
良いけどお金掛かりそう。。。頭の中で計算しながらとりあえず第2希望の物件を見せてもらいます。

第2希望の物件は1部屋少ないのです。
決まった予算の中で譲れる点と譲れない点を整理していく中で1部屋少ない物件も視野に入れる事にしたのです。
希望の薪ストーブも有りませんが後から取り付けられる場所が有るのでそこも妥協。
その代わりウッドデッキが有り庭が平坦地、家もリフォーム済みなのでそのまま住めそうです。

結論から言うと一目で気に入り買い付けを入れました。
実は私はこれまでに数回、不動産を購入していますが全てが一目惚れ。
それらは数年経って全て購入時より高値を付けている優秀な不動産ばかりです。
だから私はこの直感というものを大事にしています。

ここなら安心して子供を庭やウッドデッキで遊ばせる事が出来ます。
最初の希望より1部屋少ないけれど客間として余裕が欲しかっただけなので無くても大丈夫です。
どうしても欲しかった薪ストーブは無いけれど自分の好きな薪ストーブを選ぶ楽しみが出来ました。
後からでは変える事の出来ない「立地」は申し分無し。
崖でも傾斜地でも無く別荘地では希少な「平坦地」なのも嬉しいです。
何よりリフォーム要らずで直ぐに住めるのは有難い事この上ありません。
早速この夏から住めそうです。
1部屋減らした事で予算的にも安く上がりました。
勿論、若い夫婦も喜んで気に入ってくれました。
一件落着です。

清々しい気持ちで帰途につきます。
間近で見る富士山はびっくりするほど大きくて見事でした。

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