ミシンで手作りベッドカバー

カタカタカタカタ。。。。ベッドカバーをミシンで縫って作っているところです。

ダブルベットをくるむ充分な大きさの、それも厚手で光沢のある織地の高級素材のベッドカバーはなかなか売っていません。売っていたとしても1枚数万円します。ホームステージング はモデルルームと違って掛ける予算が少ないですから安く提供しようと思うと、とてもとてもそんなにベッドカバーに大金を掛けられません。

なので、私は生地問屋で高級生地を安く仕入れて縫っているのです。

ベッドカバーに合わせてベッドスローも一緒に作ってしまいます。ベッドスローはベッドカバーのアクセントになる様に更に厚手の高級素材を選ぶ事が多いです。

生地問屋には色も素材も豊富な生地が揃っています。

私は時々、問屋に生地を買い付けに行き何パターンかのベッドカバーを作ってストックしています。

生地問屋街では買った生地を持ち帰る為に大きなキャリーケースを引いている人を多く見かけますが、それは生地が重たいからです。私も一度に持って帰れるのはせいぜいベッドカバー2枚か3枚分です。

時々手を休ませながら電車と徒歩で持ち帰るのはかなりの力仕事です。

持ち帰った大量の生地を床一面に広げて裁断し、ミシンで縫い合わせていきますが、何しろ生地が大きいので1枚作り上げるのに半日掛かってしまいます。

実は始めは洋裁の得意な人が縫ってくれていたのですが、余りにも大き過ぎて大変なのでもう勘弁して欲しいと途中で断られてしまいました。

これには正直慌てました。何しろ私はミシンを以前引越しの際に断捨離してしまっていたのです。

しかし有難い事ですが現場の数が増えてくるにつれて当然、ベッドカバーの在庫が尽きてきてしまいました。

もう悩んでいる時間も無くなり秋葉原でミシンを買って持ち帰り直ぐに自分で縫い始めました。

出来上がったベッドカバーは存在感が格別です。大きな面積を占めるだけにベットカバーの質感がそのままベッドルームの格を引き上げてくれます。

例えフツーの部屋でもラグジュアリーなベッドルームに見えてしまいます。まるでシンデレラの魔法の様に。(これがホームステージング の力です!!)

生地を選び、縫っている間もその魔法の掛かり具合を想像するとワクワクしてしまいます。

ベッドカバー作りは重労働ですが、とてもやり甲斐のある作業です。