スリッパもホームステージングの一部です

私は不動産会社で働いていたので分かるのですが、内見の際に玄関には不動産会社が用意した使い回しのスリッパか、ペラペラの紙の使い捨てスリッパが並べられるか、又は営業マンがトランクの中に常に積んでいる薄汚れたスリッパをその場でサッと出して使うか、といったところです。

お客様用のスリッパをデパートで買うという事は先ず無く(そんなに高いスリッパを購入したら上司か経理担当に叱られるでしょう)お安い物を近所の百均かせいぜいニトリ辺りで買って来る事になります。

私は以前からあのスリッパを見ると残念に思っていました。

お客様は家に入って6秒以内に住みたいかどうかを決めてしまうといわれるのに、玄関先で真っ先に目に飛び込んで来たものがくたびれたスリッパでは本当に残念です。

玄関先で受けた第一印象を挽回するのはとても難しいのです。

それで私は、不動産会社の人に好ましくないスリッパを置かれてしまう前に先手を打ってこちらで置いてしまう事にしました。

その物件のホームステージングに馴染むシンプルで清潔なスリッパを用意しておくだけですから、せいぜい1足千円程度の物を5足くらいです。

不動産会社の営業さんもこちらで用意したスリッパを履いているので、きっと準備する手間が省けて助かっているのではないかと勝手に思っております。

 

弊社で行っている写真のサービスもそうですが、多大な経費や手間が掛かる事でない限り主なクライアントである不動産会社さんにとって、痒いところに手の届くサービスをしていきたいと思っています。

 

ちなみにスリッパが写っている画像を探しましたが見当たりませんでした。

ほんの少しだけ写り込んでいたのがこちらです。

 

玄関の写真を撮影する時にはスリッパが写り込まないように、一旦外してから撮影しています。

スリッパは必要ですが、無い方が美しい物件写真が撮れます。

何だかスリッパってちょっと可哀想な存在ですね。