トイレのホームステージング
当社ではフラワーを豊富に使用するようにしています。
スタッフにフラワーコーディネーターがいるからという事もありますがやはり花があるととても華やかになります。
花の力は大きいと思います。
最近のフェイクフラワーやフェイクグリーンはとてもよく出来ていて、本物そっくりです。
一昔前から比べると本当に嘘みたいに安い価格で上質のフェイクフラワーを買うことが出来るようになりました。
私たちが主にフラワーを使う場所は玄関、リビング、ダイニングテーブル、洗面所、浴室、そしてトイレです。
トイレに花を飾ると言っても花瓶に生けるのではありません。これだと一歩間違えると昭和のトイレっぽくなります。
当社では便座の上によく白バラのリースを乗せます。リースだと収まりが良いのでこの形になりました。
何故便座の上なのか?その理由は主に二つあります。
一つはトイレの物件写真を撮った時に写真の中央にくる便座の上に花があると写真映えがするからです。
二つ目の理由はトイレを使用させない為です。
気付いたらトイレの中に子供のウンチが入っていたという話を住宅展示場勤務の営業マンだったというスタッフから聞いた事があります。滅多に無い事とは思いますが念のため。
トイレで大事なのは先ずは清潔感ですからここはやはり花の色は白がベストだと思います。
そしてフラワーにはフレグランスをスプレーして、トイレの扉を開けると花の香りがほんのり香る仕掛けをしておきます。
最近よく見かけるようになったとびきりおしゃれな柄のトイレットペーパーは置きません。
あれは実用するトイレの場合にトイレットペーパーを置かない訳にはいかないので少しでも来客におしゃれ感を感じてもらう為の苦肉の策の小道具だと解釈しています。
これは余談ですが私はあれに出会うと「わぁ、こんなきれいな紙でもったいなくてお尻が拭けないわ」と躊躇ってしまいます。でも使わない訳にはいかないのでギリギリの少なめに使用した後も何となく多少の罪悪感が残ってしまうありがた迷惑な存在のグッズです。(普通のトイレットペーパーを置いといてくれれば思う存分使えるのに!)
トイレのホームステージングにおいてはお客様に一瞬でも排泄物を連想させてしまったら負けだと思っています。
そういう意味でもオシャレトイレットペーパーはどう頑張ってみても排泄物を連想させてしまうイタいアイテムです。(と私は思っています。)
弊社ではトイレには100%美しい物しか置かないぞ!という心構えで「便所」ではなく「花の香り漂うくつろぎの個室」を演出していきます。
くつろぎの空間に生まれ変わったトイレ ↓
20代の若い人向けトイレにはリースではなく可愛らしい感じにすることもあります ↓