子供部屋のホームステージング

当社が行う子供部屋のホームステージング は少し独特です。
私は3人の子育て経験が有ります。
それから不動産会社で働いていた時によく小さいお子さんのお世話をしました。
親御さんが営業マンと話している間、よちよち歩きの赤ちゃんから幼稚園児くらいまでのお子さんと一緒におもちゃで遊んだり、絵本を読んであげたりしました。
ですからお子さんの行動は大体分かるつもりです。
その経験からなのですが、子供部屋のホームステージング にはお子さんが怪我をしたり、投げて床などを傷付けない様にソフトトイ(ふわふわしたおもちゃ)を採用しています。

子供部屋のモデルルームにありがちな机や椅子、木馬のおもちゃ、積み木などは置きません。

ましてやジャングルジムやブランコなどの遊具は当然です。

万が一にでもお母さんが目を離した隙に(大概の親御さんは家を見るのに夢中でお子さんから目を離します)木馬から転落したり足を挟んだり、また積み木を投げて家を傷付けたりしては問題です。
そういうリスクは出来るだけ減らしておくに越したことはありません。

こちらの子供部屋では、グリーンのラグマットの上にオレンジ色の大きなビーズクッションを置き、その上に大きなシロクマのぬいぐるみを3匹乗せました。

これだけでも色鮮やかでかわいい印象です。そして大きなソフトトイのボールや絵本を所々に配置し、まるでシロクマ達が遊んでいる様な演出をしました。
これは男性スタッフがやってくれたのですが、意外と男性には遊び心のある人が多いようで、面白がってやってくれたのが功を奏したようです。
もう一つ、子供部屋で気を付けなくてはいけないのは、散らかった様に見せない事です。

子供部屋の良いイメージは「かわいらしい」で、悪いイメージは「散らかっている」です。
兎角、子供部屋というのは直ぐに散らかってしまいお母さんをイライラさせる原因になっています。

折角、夢を膨らませて新しい家を見に来たのに自分の家の散らかった子供部屋を思い出す様な光景を目の当たりにしては購買意欲が下がります。
ごちゃごちゃと散らかりやすい細かいおもちゃは置かない事です。

子供が実際に遊ぶプレイルームではなく、子供部屋の良いイメージだけを膨らませるような演出をしています。